わたくしども[澤野家]に寄せられた質問とその回答です。 お問合せの前に、同様の質問や回答がないか確認して下さい。 回答は、あくまでも[澤野家]としてののものですので、他の置屋では異なる場合があります。

 応募・採用について 

質問1
今まで芸事は一切やったことがないのですが、
これからでも芸妓になれますか?
回答1
芸事の経歴は不問です。芸事の経験は皆無な方も多いです。
質問2
今までアルバイト経験すらないのですが、それでも出来ますか?
回答2
経験は不問ですが、誰にでも出来るお仕事ではありません。
[Recruit Info]のページでもご案内している通り「やる気」が大前提ですし、
接客業ですので「へこたれない精神力」も必要です。
芸妓としての『華』(魅力)も必要です。
質問3
学歴は関係ありますか?
回答3
学歴は不問です。
質問4
かもめになるには、何が必要ですか?
回答4
俗にいう『アルバイト』ですので、資格が必要ということはございませんが
[Recruit Info]のページに記載しております募集事項が応募条件となります。
委細面接の上、採用の可否を審査させて頂きます。
質問5
週に何日位通えれば良いですか?
回答5
芸妓・半玉の場合、月〜金曜日勤務となります。(土日祝はお休みです)
出先によっては土出勤の場合もあり。
かもめ(アルバイト)も月〜金曜日勤務が可能なことが条件です。
4日以下や曜日が定まらない場合には応募をお断りする可能性が高いです。
(土日祝日はお休みです。出先によっては土出勤の場合もあり。)
質問6
お酒が全く飲めませんが、かもめ・半玉・芸妓になれるでしょうか?
ちょっとしか飲めない、すごく弱い、ではつとまらないでしょうか?
芸妓はたくさんお酒を飲むのでしょうか?
回答6
「お酒が飲めること」が大前提となってしまいます。
具体的には「瓶ビール1本」程の酒量が最低のラインです。
中には「アルコールに慣れる」ことにより
アルコールの限界量が増えるという方もいらっしゃいますが
体に無理をさせることは[澤野家]としては望ましくありませんので
応募をお断りする場合がございます。ご了承下さいませ。
質問7
最初のうちの時給はいくらになりますか?
回答7
3ヶ月の試用期間中、最初の2週間は時給1,800円・美容院代は当方負担。
その後試用期間終了まで2,300円・美容院代は自己負担(天引き)です。
本採用(この時点では『かもめ・アルバイト』)となりましたら
時給2,500円となります。美容院代は自己負担(天引き)。
さらにその後『芸妓』として正式に向嶋見番に登録となりました際には
当方規定により昇給となります。
(向嶋見番への『組合費』月額6,000円等必要)
美容院代は2,000円程度、毎日(お勤めの日ごとに)必要です。
なお上記の場合、別途に着物の貸し賃を頂くことはございませんが
月に2着以上着物を貸す場合、2着目以降の洗い賃は実費負担となります。
質問8
芸妓さんの1ヶ月のお給料ってどのくらいなんですか?
回答8
芸妓の給料は固定給ではないので、各人によって異なります。
稼ぎの良い場合、平均的に手取30〜35万円+御祝儀。
いわゆる完全歩合制ですから、もっと高い場合も有り得ますし
逆に全然無い場合も有り得ます。
料亭やお客様に気に入っていただければお座敷の数が増えますし、
御祝儀も頂ける、ということです。
質問9
「時給が高すぎる、何かあるに違いない」と心配になりますが
実のトコロどうなんでしょうか?
回答9
「時給が高すぎる」ということですが、
つまりはそれだけ要求されるものが厳しいということです。
これは卑猥なものの「要求」ではなく、礼儀作法やお座敷での勤めかたの要求です。
ごく一般的な水商売のように、お客様の横に座ってお酌して愛想を振りまいていればいい
容姿や若さだけで簡単に勤まる…というお仕事ではございません。
お客様も、安いスナックやパブがあるのに、高い料金を承知で料亭にいらっしゃるのは
「安いサービス」より「格式高いサービス」を望んでいるからこそなのです。
「向島花街」の発生時期については明確ではありませんが、
郷土史では江戸時代から存在していたそうで、東京では歴史のある、
また東京の花柳界が衰微している中いまだ精彩を欠いていない花街です。
他の仕事とは、そういった点でも重みが違いますので生半可な気持ちでは勤まりません。
ですから、この時給は決して高いものではないのです。
お客様が様々な手段で迫ってくるということは、いろんなお客様がいらっしゃいますので
「100%無い!」とは断言出来ません。
しかし、それに応えることを[澤野家]が強制することは一切ありません。
あくまでも、『芸妓』とは『芸』を売るのが仕事なのです。
質問10
芸妓になるのは就職したことになるのですか?
回答10
本来、就職とは文字どおり『職に就く』という意味をもちます。
その意味では、就職したことになるわけですが
一般的にいわれる『就職』とは違ったものです。
どのように違うのか、分かりやすく例えるならば『芸術家』です。
芸術家になる=就職…ではないので、この意味では就職ではないことになります。
会社に就職することとは異なり、収入は完全歩合制ですので基本給がありません。
また厳密には個人営業となりますので、社会保険などの厚生制度はありません。
質問11
かもめさんからどれくらいで芸妓になれるんでしょう?
回答11
特に期間は設けられていません。
「芸妓になっても大丈夫」と置屋が判断してから芸妓登録します。
[澤野家]では、最初に3ヶ月間の試用採用制度をとっています。
芸妓経験者の方はほぼ有り得ないので、お互いに「出来るか」を判断するためです。
質問12
応募する際に「これだけは注意!」という点はありますか?
回答12
[ご応募メール]は、第一次審査として重要なものです。
お名前・メールアドレスしか記入されていないものがまれに見受けられますが、
せっかく通信欄を設けているのに空白や1行コメントになされますと
採用担当者には、ご応募頂いた方の『やる気』は感じ取れません。
どのような形でご記入頂くかは各位におまかせしておりますが
自己アピールが非常に重要な職業ですので、その点も審査の対象となります。
(BBSへの書き込みは審査の対象とはなりませんので、安心して書き込み下さいませ!)
また、ご応募を親御様に内緒にされ後々トラブルになることがございます。
芸妓という仕事にご理解を頂くのが難しい場合もあるようですが
採用→親に反対され即辞職という事が無いよう御注意ください。

 芸妓・半玉・かもめのライフスタイルについて 

質問1
芸妓さんの1日のスケジュールを教えて下さい。
休日などについて教えて下さい。
回答1
下記が[澤野家]の芸妓の基本的な1日スケジュールです。
  PM4時頃に置屋に出勤し、美容院にヘアセットに行く(毎日)
  置屋でメイク、着付をする。
   ↓
  PM6時までにお座敷へ。
  場合によって早まったり遅くなったり、お茶をひく場合もあり。
  (お茶をひく=お仕事がない)
   ↓
  終わるまで。(終電に合わせて、大体PM11時頃まで)
  ※お客様からタクシー代が出る…などの条件付きで、それ以降の場合もあり。
日中にお稽古がありますが、そのスケジュールは流派によって違います。
(お師匠さんのお稽古は毎日あるわけではありません)
大体「●月●日〜○月○日の間」という風に、例えると集中講座のように行われます。
もちろん自分でさらったり(お稽古の練習)しなければなりませんので
自己管理が大切です。
休日は基本的に土日祝日、ほぼカレンダー通りですが、
場合によって土日祝日でも予約が入ることもあります。
その他に年末年始・GW・お盆が休日になります。
予約などのスケジュールが合えば、前もってお休み申請することが可能です。
お稽古が無い時はのんびり寝てられます。その分、夜は遅いお仕事です。
質問2
お仕事が終わって着替えや化粧を落としたりしたら、駅には何時頃に着きますか?
回答2
電車で[澤野家]に通っている芸妓やかもめ達は、特別なことがない限り
大体23時に料亭を出られるようお出先様にお願いをしております。
※特別なこと、というのは「タクシー代をお客様(もしくは料亭)が負担するので
長くいて欲しい」と要望があった場合のことです。
着替えや化粧を落とすスピードは個人差がありますので
駅に何時頃に着くかは当方では明確に提示いたしかねますが
おおよそ20〜30分程で置屋を出ています。
普段はかつら+白塗りではないので、時間がない時などは
化粧をそのままで駅に向かうこともあります。
プラス、駅まで徒歩10分程です。
最寄り駅の終電には十分間に合っています。
質問3
澤野家の芸妓さん達は寮の様な所で生活しているのですか?
私は地方住みなので通えないのですが、こんな場合はどうすればいいのですか
回答3
残念ながら澤野家に寮は無いので、芸妓はみんな自宅から通っています。
大体千葉・埼玉県が多いです。
向島見番でお稽古が行われ、当日記帳した順番で受けられるため
あまりに遠い場合、近くに引っ越された方がベターだと思います。
質問4
芸事のお師匠さまというのは紹介して頂けるのでしょうか?
また、最初に習う芸事はなんですか?
回答4
最初の芸事は、特にこれと決まっているものはございませんが、
やはり基本は『踊り』です。
着物での所作を美しく見せるためにも『踊り』は大事な要素です。
あとは鳴物ですが、こちらは自分のやりたいものを習うのが良いでしょう。
ただし半玉さんは太鼓必須です。
お師匠さんは見番でお稽古をしてますので、芸妓は希望すれば見番でお稽古を
受けられます。「かもめ」は見番のお稽古には参加出来ませんが
希望の場合は置屋でお師匠さんをご紹介しております。
質問1
お稽古とかすごく厳しそうな印象があるのですが、どうなんでしょうか?
回答1
習い事をした事がある方にとっては普通です。
お師匠さんにもよりますが、ガミガミ怒ったりとかは殆ど無く丁寧に教えて頂けます。

 その他のお問い合わせ 

質問1
芸妓さんの髪型って束髪ですか?
それとも日本髪を結うんですか?あとはカツラとか…?
回答1
通常は束髪(アップ・夜会巻など)に結います。
日本髪のカツラは欲しくなったら、各人でお金を貯めて手に入れています。
(もちろん自毛で結っても可。)
ちなみに半玉は日本髪のみです。(カツラでも自毛でも可)
質問2
和服って貸して頂けるんでしょうか?
回答2
もちろん、お貸ししております。
質問3
最寄駅を教えてください。
回答3
当方の最寄り駅は
都営浅草線・営団地下鉄半蔵門線:押上駅 及び 東武伊勢崎線:曳舟駅 です。
 なお現在、芸妓の応募は一時停止しております。ご了承下さい。

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